気づけばスマホを見ている…情報に振り回されないためにできること

スマートフォンを指で操作する様子を描いた繊細な線画。無意識に情報を追い続ける現代人の習慣を、やさしいタッチで表現したイメージです。 わたしを整えるセロトニン習慣

はじめに

最近、お客様からよく聞くお悩みがあります。

「寝る直前までスマホを見てしまうんです…」
「気づいたら何時間もたっていて、疲れだけが残るんです」

そんな声を、ここ最近とくによく耳にするようになりました。

私も、まさにそんな状態でした。
気がつくとスマホを手にしていて、何かを調べようと開いたはずなのに、
気づけばネットサーフィン。

おすすめ動画を次から次へと追いかけていたり…。

「あれ?何を調べようとしてたんだっけ?」と自分でも分からなくなって、
あとで「また無駄に過ごしてしまったな」と反省する。そんな日が、私にもありました。

今でこそサロンをしていますが、これは少し前までの、まさに私自身の姿です。
だからこそ、お客様のその気持ちに、心からうなずけるのです。


スマホを見てしまうのは、意志の弱さじゃない

「私ってスマホ依存かも…」
そんなふうに自分を責めてしまう方もいます。

けれど、それは決して意志が弱いからではなくて、
疲れた脳が、“とりあえずの安心”を求めているからなのです。

脳が疲れてくると、何も考えなくてもできる、簡単な刺激に逃げたくなります。
スマホは、その最たるもの。

でも、ただ情報を流し込むことで安心しようとしても、
実は心も体も、どんどん疲れてしまっていたんです。


セロトニンの減少が、スマホ依存を加速させる

ここで大事なポイントをお伝えしたいのですが、
スマホをやめられないのは、単なる習慣でも、意志の弱さでもありません。

脳がストレスで疲れ、セロトニン(幸せホルモン)が減少すると、
衝動をコントロールする力が落ちてしまいます。

そして、ドーパミン(快楽ホルモン)が暴走しやすくなり、
「もっと見たい」「もっと気を紛らわせたい」そんな欲求に振り回されてしまうのです。

スマホを見ることで癒されているつもりが、逆に、疲れが溜まりやすい脳の状態を作ってしまっているということ。


スマホがもたらす「見えない不調」

目がかすむ、肩がこる、寝つきが悪い…。
そして、朝起きてもスッキリしない。

こうした症状の背景には、スマホの長時間使用が関係していることも多いです。

・ブルーライトによる睡眠の質の低下
・姿勢の悪化や肩・首こり、頭痛
・目の酷使による疲労や早期の老眼化
・情報処理のしすぎによる脳疲労・思考の低下

スマホが生活に溶け込んでいるからこそ、
それが“見えないストレス”になっていることに気づきにくいんですよね。


情報が偏ると、心もモヤモヤしてくる

さらに、見逃せないのが“情報の偏り”です。

スマホから流れてくる情報は、基本的に自分が関心のあるものばかり。
アルゴリズムが「好きそうなもの」ばかり見せてくれるため、

似たような価値観だけが目に入り、逆の意見が怖くなる。
情報が片寄って、混乱しやすくなる。

私はHSP傾向があるので、ネットの言葉やコメントに
気づかないうちに傷ついてしまうことも多くありました。


スマホから少し距離をおく“リセットの時間”

そんなときに試してみてほしいのが、
スマホから少しだけ距離を置くような「リセットの時間」。

・温泉や旅行で、環境そのものを変えてみる
・美術館や映画館で、頭を使わず“感じる”時間をつくる
・公園や自然の中を歩いて、五感を解放する
・スマホを置いて、ハーブティーをゆっくり味わう
・寝る前30分はスマホを見ずに、本や音楽で心をととのえる

ちなみに私は、疲れていると本が読めなくなるタイプなので、
そんなときは音楽やアロマでただぼーっとする時間を大切にしています。


それでもやめられないときは、脳が悲鳴をあげているサインかも

もし、それでもスマホに手が伸びてしまうなら——
それは、脳の疲れがかなり深いサインかもしれません。

そんなときこそ、ヘッドセラピーを試してみてください。

ヘッドセラピーは、頭皮とその奥の神経系にやさしくアプローチし、
セロトニンの分泌を促し、脳を深いリラックス状態に導く施術です。

・セロトニンが増えて、心がふわっと軽くなる
・情報の渦から一歩引いて、思考がクリアになる
・脳が落ち着いてくると、スマホを「見なくても平気」になってくる

疲れているのに眠れない、ずっとモヤモヤしている、すぐにスマホを見てしまう。
そんな自分から、少しだけ距離を置くお手伝いをします。


スマホをやめるのではなく、「逃げない脳」をつくる

スマホを見すぎているのではなく、
本当は“疲れを癒す術が足りていない”だけかもしれません。

だからまずは、環境を変える。
日常のリズムを変える。
深呼吸して、心の余白をつくる。

そして、必要なときには
プロの手を借りて、脳をまるごとリセットする時間も味方にしてください。

この記事を書いた人

いっしたまえ|心と体を整えるアドバイザー

敏感アンテナさんたちに寄り添いながら、
自律神経と眠りを整えるヒントをお届けしています。
元看護師・セロトニン活性アドバイザーとして、
「眠れる体と疲れない心に整える」サロン Calm time を運営。
自身と家族の体験を通して、心と体を支える知恵を発信しています。

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