はじめに
「私って、考えすぎかな…」そんなふうに悩んだことがある方へ。 「考えすぎ」「気にしすぎ」と言われて、傷ついた経験はありませんか?
- 自分を否定されたように感じて落ち込んでしまう
- 「もっと気楽に考えたい」と思いながらも、つい深く考えてしまう
- 「気にしないように」と思えば思うほど、頭から離れなくなる
でも、「考えすぎる」ことは、決して悪いことではありません。 むしろ、「物事を丁寧に考えられる力」でもあります。
「気にしすぎる」わけではなく、普段から気にしているから。 繊細な気質を持つ人は、「考えすぎ」に悩むことが多いものです。
たとえば、こんなことを考え込んでしまうことはありませんか?
- 「昨日の会話で言った一言、相手を傷つけていないかな?」
- 「何気ない視線の変化が気になる…私、何か悪いことした?」
- 「あの人の表情、いつもと違う気がする…何かあったのかな?」
でも、これらは単に「気にしすぎている」わけではありません。
ふだんから人の言葉や態度を丁寧に観察しているからこそ、 同じように「自分も見られている」と感じてしまうのです。
だからこそ、「気にしすぎだよ」と一言で済ませるのではなく、 こうした視点を理解してもらえたら嬉しいですよね。
「気にしすぎる娘」から学んだこと
私の娘も、「気にしすぎる」のが悩みの種です。
たとえば…
- 学校の移動教室のとき、自分のバッグが大きすぎるのではと不安になる
- 登校が少し遅くなると、「教室に入るタイミング、みんなに注目されるかも」と気にする
でも、そんな娘の言葉を聞いていると、 彼女が持っている「観察力」に気づかされることがあります。
- 「あの人は何を考えながら自転車に乗っているんだろう?」
- 「レジに並んでいた人、今日のメニューは茶わん蒸しだと思う。特別な日かな?」
こうした発言を聞くと、彼女の「気づく力」は、 決してマイナスではなく、豊かな観察力と想像力の表れだと感じます。
考えすぎる人の「気づく力」は長所
「考えすぎ」と言われることは、決して弱さや欠点ではありません。
むしろ、これは「観察力や想像力が豊かな証拠」かもしれません。
- 観察力があるからこそ、人の気持ちに寄り添える
- 想像力があるからこそ、問題解決のヒントを見つけられる
- 周りの変化に気づくことで、細やかな気配りができる
➡ 「考えすぎる」ことを否定せず、その力を活かす視点を持つことが大切です。
心を楽にする3つの方法
どれもすぐにできる、小さな心の持ち方のヒントです。できそうなものから、ひとつだけでも試してみてください。
もし「考えすぎ」で悩んでいるなら、こんな方法を試してみてください。
① 自分を知る
- 「私は観察力があるから、細かいところに気づくんだ」と認める
- 「気にしすぎている」のではなく、「気づく力がある」と考え方を変える
➡ 自分の気質を受け入れるだけで、心が少し軽くなることも。
② 受け流す練習をする
- 「もしかしたら深い意味はないかも」と考える習慣をつける
- 100%の確信が持てないことは、「流す」ことを意識する
➡ すべてに深い意味があるわけではない、と気づくと楽になります。
③ 「気づく力」を活かす
- 観察力を「人に寄り添うこと」に活かしてみる
- 誰かに「気にかけてもらえて嬉しい」と言われる経験を増やす
➡ 自分の気づく力が誰かの役に立っていると感じられると、自信につながることも。
「考えすぎ」は、自分らしさにつながる
「気にしすぎ」と感じることがあっても、 こんな風に考えてみてはいかがでしょうか?
私は、人の気持ちに気づける観察力を持っている。
この力は、誰かを支えたり、助けたりする力にもなります。 あなたの「繊細さ」が、誰かの心を明るく照らす日がきっと来るはずです。
あなたがあなたらしくいられる時間が、今日このあとに少しでもありますように。
※この記事は、個人の体験と気づきをもとにしたライフスタイルの提案です。
この記事を書いた人
いっしたまえ|心と体を整えるアドバイザー
敏感アンテナさんたちに寄り添いながら、
自律神経と眠りを整えるヒントをお届けしています。
元看護師・セロトニン活性アドバイザーとして、
「眠れる体と疲れない心に整える」サロン Calm time を運営。
自身と家族の体験を通して、心と体を支える知恵を発信しています。
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