はじめに
私は、お正月が大好きです。
新しい年を迎えるときの、静かで特別な空気感。遠くで聞こえるテレビの音、すっと冷えた空気、静まり返った道。すべてが、日常とは違う、特別な世界に感じられます。
でも、年末が近づくと、
- 大掃除
- 年賀状の準備
- おせちや食材の買い出し
- 実家への帰省準備
- 親戚や友人との連絡
など、頭の中には自然と「やらなきゃ」がリストになって浮かんでしまうもの。
そして、このリストがあるだけで、無意識に心も体も緊張してしまうことがあります。
この記事では、
- 年末年始に「やらなきゃ」に追われず、心地よく過ごすためのヒント
- 敏感な感受性を持つあなたが、自分を大切に整えるためのコツ を、やさしくまとめています。
本当に、全部完璧にこなさなきゃいけないのでしょうか?
今回は、無理なく心地よく年末年始を迎えるためのヒントをまとめました。
年末の「やらなきゃ」が増える理由
年末になると、私たちは「新しい年を気持ちよく迎えたい」という自然な願いを持ちます。
それは、文化的な背景や季節の節目の影響に加えて、
- 普段できなかったことを年内に「清算」しようとする心理
- 社会的な「ちゃんと年を越さなきゃ」という無言のプレッシャー
- 家族や親戚、職場など周囲の期待に応えようとする気持ち
などが重なって、 「やらなきゃ」という気持ちを必要以上に膨らませてしまうからです。
小さな「やらなきゃ」が積み重なり、 気づかないうちに心と体の負担が増してしまうのです。
だからこそ、全部を抱え込まなくても大丈夫。
必要なのは「自分なりの線引き」と「いたわり」です。
年末の「意味付け」を少しだけ手放す
年末だから掃除をしなきゃ、きちんとしなきゃ―― そんな「やらなきゃ」には、古くからの文化的な背景や、新しい年を迎える節目としての意味が込められています。
けれど、そこに過剰な意味づけをしてしまうのも、敏感な感受性を持つ人ほど起こりやすいこと。
“全部やるべき”という思い込みを、少し緩めても大丈夫。
「歳神様を迎える」という私の小さなこだわり
年末年始の準備、全部を完璧にこなすのは本当に大変。
でも、私には「ここだけは」という大切なポイントがあります。
それは、歳神様(としがみさま)を迎えるための小さな準備。
- 玄関をきれいに整える
- 正月飾りを飾る
- 鏡餅を用意する
- お正月のお花を飾る
この4つだけは、心を込めて丁寧に整えます。
あとは… 忙しい私に、神様だってきっと文句は言わないだろう、と思うことにしています。
“大切にしたいこと”にだけ心を込めればいい。
年末の「やらなきゃ」を手放す5つのコツ
1. 「全部やらなきゃ」を手放す
- 大掃除は全部やらず、”ここだけ”と決める
- 例えば玄関を整え、お花を飾るだけでも心が変わります
2. 年末年始らしい食材で、栄養をサポート
- おせち料理
- 黒豆:たんぱく質と鉄分
- 田作り:カルシウムで神経をサポート
- 年越しそば
- そば:ビタミンB群が豊富
- トッピングに卵やほうれん草をプラス
- おもちを食べるなら
- きなこ、納豆、大根おろし(辛み餅)と一緒に、血糖値を安定させる意識を
栄養を意識することが、心身を支える力に。
3. 先に「自分へのご褒美」をあげる
- 忙しさが本格化する前に、ちょっといい入浴剤(エプソムソルト)を買っておく
- 自分用にちょっと高めのスイーツを用意する
ご褒美を先に用意すると、年末の心がぐっと軽くなります。
4. 一日の終わりにお風呂でリセット
- 40℃以下のぬるめのお湯にゆっくり浸かる
- エプソムソルトでミネラル補給しながら、心も体もリセット
エプソムソルトに含まれるマグネシウムは、筋肉のこわばりをゆるめ、ストレスによる疲労感を和らげるサポートが期待できます。
心身の緊張をほどきたいとき、やさしく背中を押してくれる存在です。
5. 人付き合いは「無理なく、自分ペースで」
- 苦手な集まりは短時間だけでもOK
- 深呼吸やストレッチを意識して、気持ちを整える
おわりに
年末年始の過ごし方は、人それぞれでいい。
- すべて完璧じゃなくてもいい
- できることを、大切に、丁寧に
- そして、誰より先に、自分をねぎらう
自分をいたわることこそ、最高の新年準備。
今年の年末は、どうか無理せず、心地よく。
新しい年を、やさしい心とともに迎えられますように。
💬 あなたにとっての「小さなご褒美」は、何ですか?
ほんの少し、今年の自分をねぎらう時間を、ぜひ持ってあげてくださいね。
この記事を書いた人
いっしたまえ|心と体を整えるアドバイザー
敏感アンテナさんたちに寄り添いながら、
自律神経と眠りを整えるヒントをお届けしています。
元看護師・セロトニン活性アドバイザーとして、
「眠れる体と疲れない心に整える」サロン Calm time を運営。
自身と家族の体験を通して、心と体を支える知恵を発信しています。
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