「ちゃんと寝たはずなのに疲れが取れない」
「理由もないのに、なんだか不安定」
「やらなきゃと思っても、体も心もついてこない」
そんな状態が続くとき、
もしかするとセロトニン不足が背景にあるかもしれません。
前回の記事では、HSP気質の方がなぜ疲れやすくなるのか、
そしてセロトニンの仕組みとその影響についてお伝えしました。
今回は、自分のセロトニン状態をチェックするための
簡単なリストをご用意しました。
セロトニンが不足しているときのサイン
セロトニンは、私たちの心と体をバランスよく整える「調整役」のような存在です。
感情の安定・痛みの抑制・体内リズムの調整などに関わっていて、
不足するとさまざまな不調や生きづらさが現れてきます。
セロトニンの働きだけが原因とは限りませんが、
こうしたサインに気づくことで「自分の状態」に目を向けるきっかけになります。
あなたはいくつ当てはまりますか?
【セロトニン不足チェックリスト】
□ 朝、起きるのがつらい・日中も眠気が抜けない
□ 理由もなく気分が落ち込みやすい
□ イライラや不安感がコントロールしづらい
□ 人と会うとどっと疲れてしまう
□ 思考がまとまらず、やる気が出ない
□ 呼吸が浅く、息苦しさを感じることがある
□ 音・光・においなど、いつも以上に刺激に過敏になる
□ おなかの調子が乱れやすい(便秘・下痢)
□ 眠っても疲れが取れた気がしない
□ 何かあるとすぐ反省・自己否定してしまう
当てはまる項目が多いほど、
セロトニンがうまく働いていない可能性があります。
「思考のくせ」も身体からのサイン?
反芻思考(何度も同じことを思い出してしまう)や
過度な自己分析・先回りの気疲れ──
それらは決して“性格の問題”ではなく、
セロトニンの状態が深く関係していることもあるのです。
特に繊細さを持つ方(いわゆるHSP気質)に多く見られる傾向でもありますが、
セロトニンの分泌バランスが整ってくると、自然と考え方にもゆとりが生まれてきます。
「なんか疲れやすいな」
「同じことで何度も悩んでしまう」
そう思ったときは、
「自分の弱さ」ではなく「体からのサイン」として受け止めてみてください。
次回予告
次回は、
セロトニンを整えるための暮らしの工夫(光・リズム・オキシトシン)
について、
HSP気質の方にも無理なく取り入れられる方法をお伝えします。
【前回記事はこちら】
👉 HSPとセロトニン②:「なぜ疲れるのか」がわかると、自分の輝き方が見えてくる
※本記事は、心や体の状態を「自分ごと」として見つめ直すためのヒントを目的としています。症状や病名の診断・治療を目的とするものではありません。
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